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横浜で95白スポと黄色のモンキーに乗ってる主婦。腰痛持ちの近場カフェめぐり~♪ 画像や文章を無断転用しないで下さ~い。

屋久島へ・5 [屋久島]

朦朧とする頭・ふらつく全身・力の入らない足で岩を下り始める。
汗が止まった・かなりヤバい状態と分かってるけど、どこか他人事。
IMG_5011.jpg
イイことがあるとすれば、痺れてるのかな?右足の痛みが分かんない事(笑)
下ると言っても、そうそう下れない。山は登り優先。
そして私達は一番バスで来た。いくらゆっくりペースだったとしても
今は登りのピーク時間。後から後から登って来る。道は一人づつしか通れない。
登りの人の合間を縫ってチョット下り、脇によけて待つ。
避けた脇は崖っぷち。ふらついてるので必死で木に掴まって待つ。
こんな時間に一人で下って来るオバさんに皆不思議顔。

ガイドさんの数人は声をかけてくる「泊ですか?」
縄文杉で一泊して下って来てるならわかるって感じ「いいえ~リタイアです~」
何度も答え心底落ち込む。でも下りで3人の男性が私を追い越して下って行った。
最初の二人は・・・うん。分かるよ。ぽっちゃり男子。
まだ若いけどウイルソン株で帰って来たんだろう。最初からソコまでの人もいるから
リタイアって言わないんだろうけど、多分仲間は上に行ったっぽい。

最後の一人は飛ぶように降りてくる細身の若い子。時計を見ながら急ぎ足。
「上からですか?」って聞いたら「はい」と言った。上から?
泊まった組か?いや超軽装。それになんか見た覚え有る気がする。
この子。もう縄文杉まで往復して帰って来たの?でもそうかも。
飛ぶように駆け下りてもう見えなくなった。タイムトライアルでもしてるのか?

そうやって人に譲ってる方が長い下り。良かったのかも。
『武士は食わねど高楊枝』タイプなので見ている人がいる限り平気なふりをする。
意地だね意地。意地は切れそうな意識に打ち勝ったね。
何とか無事に水場まで戻ってこれたよ。意地っ張りも悪いもんじゃない。

水・水・水・・・

でも水だけ飲んじゃもっと悪くなることはチャンと理解してる。
ペットボトルに沢の水を汲んで粉末のポカリを入れて溶かす。
しかし手が震えてて上手く入れられない。止まれ!震え。
なんとか溶かして500ml一気飲み。足りない。
水を汲みに行く。ポカリを入れて溶かす。一気に飲む。
後から考えたらカラのペットボトル2本持ってたんだから2本いっぺんに
水を汲んでくれば良かったんだけど、その時はそんな考え浮かばない。
4回水を汲みに行って2ℓを一気に飲んだ。

そのまま眠ってしまいたい。けど本能が眠るな!飯を食え!と言う。
半分ボーっとしながらお弁当を開ける。食べたくはないけど食べる。
全部食べろ!と何かが急き立てる。もう2回水を汲んで来て
1ℓのポカリでお弁当全部を胃に流し込んだ。そして多分そのまま寝た。

時計を見てなかったから、どれくらい時間がたったのか分からない。
自分はその時、一瞬うたた寝しちゃった~ってくらいな感じだったけど
後から考えるとそうとう寝てたのかもしれない。起きたら元気になってた。
チャンと物を考えられる。昨日から熱中症だったんだなってわかった。

場所を移動して山道へと続くハシゴの前でウトウトしながら子供達を待つ。
ほどなく、ぽっちゃりくんの連れが下りて来た。スリムで俊敏そうな子達。
合流すると休憩もせずにスグに帰路に就いた。体力の差。
いかにも体力のなさそうなギャル達も「やったー!」と満足そうに下りてくる。
この子達は元々ウイルソン株までの子達だ。けど私はそこまでも行けなかったよ。
コレは年齢と体重の差(笑)

そのうち縄文杉組も体力自慢以外の普通の方が下りてき始めた。
おばちゃんや子供もいるよ。どんどん自分が情けなくなってくる。
皆、達成感と充実感で疲労困憊ながらも輝いて下りてくる。
ここに負け犬は私だけ。そもそも私みたいなのはココに来ないもんね。
張り続けた意地が切れたのかマイナスな事しか浮かばないよ。弱いね~

自分的にはチョットしか時間がたってないけど、時計を見たら結構たってる。
おかしい。もう帰ってて来てもイイ時間のはずなのに。遅い。
何かあったか?何かあったとしたら、じいちゃんだけど・・・
気になりだしたら時間がたつのが急に遅くなった。崖の上に目を凝らし
樹々の合間に次女の服のオレンジ色を探す。最初に来るならきっと次女。
じいちゃんがやっちゃってるなら、従兄と弟は付いてて遅いはず。
何度か違うオレンジ色にぬか喜びした後、人影の後ろにオレンジ色。

『あれか?』と思ったら手前の人影が手を振った。アレ?長女が先だった。
満面の笑みで降りてくる長女。次女はチョットお疲れかな。
そういえば今回「縄文杉が呼んでいる」と言ったのは長女。呼ばれてたもんね。
最高の笑顔で「ただいま~」と抱き付いてくる。良かったね~[ぴかぴか(新しい)]
おかげ様で、さっきまでの負け犬根性はどこかに飛んで行ったよ。
そう。私は真っ先に、スグにこの笑顔を迎える為に登れないのは分かってて
ここまで来るって決めてたんだもん。これでイイ。それが私の役目。
私は今回、縄文杉に呼ばれていない。どっちかっていうと来るなと言われてた。
そんな気がする。それなのにココまで入れてくれたことに感謝。

暫くして、じいちゃんが見えた。そうとう痛んでる。
娘の話によると縄文杉まで後チョットってとこで膝をやったらしい。
案の定、テーピングやシップや冷たいスプレーは私が持ってた。
(そんなの持ってるから荷物が重いんじゃん[あせあせ(飛び散る汗)]
じいちゃんを座らせモーラステープを貼ってテーピングをする。
自分でやり慣れてるからテーピングは無駄に上手いんだ。
痛み止めは上で飲んだらしい。が、この膝でよく下りて来たもんだ。
従兄の「え~かげんまっちょったやろ?」の言葉に彼がじいちゃんに
付いててくれた時間の長さが伺える。膝・・・相当痛そうだ。帰れるか?

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